2018年6月8日(金)
「週末」「無党派」 自民関係者が警戒
大激戦の新潟知事選
大激戦のまま最終盤に入る新潟県知事選挙―。市民と野党の共闘の支援を受ける池田ちかこ候補が、自公丸抱え候補にあと一歩に迫る激烈な情勢です。
この間新潟入りし、業界団体に花角候補支援の申し入れ活動をしてきた自民党国会議員の一人は、「自民党の世論調査の数字では花角候補が頭一つ抜けているというが、地元に入った感覚では横一線だ。数字の正確性もわからない」とし、「最後は有権者が多い新潟市などでのたたかいがカギになる。いずれにしても、週末2日のたたかいが雌雄を決する」と語ります。別の自民党関係者の一人は無党派層の動きを警戒。「最後まで考えている人たちが、金曜、土曜の週末で態度を決める。投票率が上がれば、期日前投票でのリードが覆る可能性もある」といいます。
自民党県議の一人は、「朝日」新聞6日付新潟版のアンケートで花角候補が柏崎刈羽原発の再稼働について「どちらともいえない」と答えたことについて「緩みだ。『反対』と答えておけばいいのだ」といら立ちを示し、最後まで政策論戦回避、争点つぶしの徹底をにじませました。
日本共産党の小池晃書記局長は7日、森ゆうこ選対幹事長(参院議員)とともに終日新潟市内の住宅地を中心に遊説。「必ず勝とう」の気迫の訴えに各地で、耳を傾け、支援を送る人の姿が増えています。バスの中から手を振る女性の姿は、前回知事選で共闘候補が勝利したときと同じ情景。原発再稼働許さずの民意をもう一度示すときです。