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2018年6月3日(日)

池田ちかこさんで「原発ゼロ」の新潟を

新潟県知事選 志位委員長の訴え

 新潟知事選で池田ちかこ候補の必勝をめざし、新潟駅前で行われた2日の6野党・会派の党首(代表)による共同街宣で、日本共産党の志位和夫委員長が行った訴えは次の通りです。


写真

(写真)訴える志位和夫日本共産党委員長=2日、新潟市

 みなさん、こんにちは(「こんにちは」の声)。日本共産党の志位和夫でございます。

「新潟のことは新潟が決める」―37年間、草の根の声に寄り添ってきた池田さん

 「新潟のことは新潟が決める」――これを合言葉にたたかっている池田ちかこさんは、柏崎市職員として、市議会議員として、県議会議員として、37年間、草の根の声に耳を傾け、心を寄せて頑張ってきた素晴らしい候補者です(歓声、拍手)。安倍政権丸抱えの中央官僚候補に負けるわけには絶対にまいりません(「そうだ」の声、拍手)。市民と野党の共闘を広げに広げ、草の根の力を総結集して、新潟の新しいリーダーに必ず押し上げようではありませんか。(大きな拍手)

最大争点は原発再稼働問題――再稼働反対の声を池田さんにたくそう

 みなさん。この選挙の最大の争点は(東京電力)柏崎刈羽原発の再稼働の問題です。(「そうだ」の声)

 池田ちかこさんは、前県政の方針を引き継いで、「福島原発事故の検証結果が出るまでは再稼働は認めない」ときっぱり公約しています。これは、立場の違いをこえて、誰がどう考えても、道理ある当たり前の主張ではないでしょうか。(「その通り」の声、拍手)

 県内の世論調査を見ましても、67・6%の方が再稼働に反対と答えています。この声を、どうかこぞって池田ちかこさんに託そうではありませんか。(歓声、拍手)

池田さんで「原発ゼロ、地産地消の再生エネの新潟」をつくろう

 池田ちかこさんは、「原発ゼロ」をかかげ、安倍政権の「エネルギー基本計画」にきっぱり反対すると言っています。ここが大事なところだと思うんですよ。

 「エネルギー基本計画」というのはどんなものか。2030年度の電源の何と20~22%を原発でまかなうというものです。いま原発の比率は2%ですから、10倍にするというのです。柏崎刈羽原発も含めてすべての原発の再稼働を進める、とんでもない「再稼働推進大計画」がこの方針であります。

 これにきっぱり反対して、「原発ゼロの新潟」「地産地消の再生エネルギーの新潟」をつくろう――こう主張している池田ちかこさんを知事におしあげてこそ、県民のみなさんの命と安全、暮らしが守られ、新潟の明るい未来が開かれるのではないでしょうか。(拍手)

「脱原発」は口先だけ――原発推進の安倍政権丸抱えの相手候補

 相手候補は、「脱原発」と口では言っていますけれども、できるでしょうか。原発推進の安倍政権丸抱えで、できるわけがないじゃないですか(「その通り」の声、拍手)。柏崎刈羽原発の「再稼働を促進」すると言っている自民党新潟県連に推してもらってできるわけがありません。口先だけの方には大事な県政をたくせません。

 池田ちかこさんで、子どもたちに原発のない未来を引き渡そうではありませんか。(大きな拍手)

池田さん勝利で安倍政権に引導を渡し、ウソのない正直な政治を取り戻そう

 みなさん。いま国の政治はとんでもない状態です。

 私は、先日、党首討論で安倍首相と討論する機会がありました。「森友・加計疑惑で、公文書改ざん、隠ぺい、廃棄、そして虚偽答弁――なぜあなたの政権でこんなことが起きるのか」。このように聞きましたら、安倍首相から答えがありません。答えられない。

 しかし、国民のみなさんは、もうみんな「なぜ」かを知っているんじゃないですか(「そうだ」の声)。安倍首相のウソを守るためですよ。首相のウソを守るために、まわりがこぞってウソをつく。こんな政治はもう終わりにしようじゃありませんか。(「その通り」の声、拍手)

 みなさん、全国が注目する選挙です。池田ちかこさんを勝たせていただいて、安倍首相に引導を渡そうじゃないですか。ウソのない、正直な政治を取り戻そうではありませんか。(大きな歓声、拍手)

市民と野党の共闘を広げに広げ、必ず大激戦を勝ち抜こう

 新潟は、市民と野党の共闘で、素晴らしい歴史を刻んでいると思います。

 2016年の参院選では、安倍首相は3回も新潟入りした。それをはねかえして、森ゆうこさんの当選を堂々と勝ちとりましたね。(「そうだ」の声、拍手)

 昨年の総選挙も、いろんな難しい問題はあったけれど、五つの選挙区で野党候補を一本化して、三つで勝って、地元紙が「安倍1強に風穴を開けた」と書いた。ここでも新潟のたたかいは大きな成果をあげたじゃないですか。(大きな拍手)

 市民と野党の共闘を広げに広げ、与党支持者の方々にも広く働きかけて、この大激戦で必ず勝ち抜かせていただくことを重ねてお願いいたします。そして日本共産党もがんばり抜く決意を申し上げて私の訴えとさせていただきます。池田ちかこさんをどうかよろしくお願いいたします。(歓声、太鼓の音、大きな拍手)


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