しんぶん赤旗

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日本共産党

2018年5月26日(土)

教員 残業月150時間も

畑野氏が長時間労働告発

衆院文科委

写真

(写真)質問する畑野君枝議員=18日、衆院文科委

 日本共産党の畑野君枝議員は18日の衆院文部科学委員会で、教職員の長時間労働の問題を取り上げました。

 畑野氏は、教職員の過労死の実態について質問。総務省の佐々木浩公務員部長は、小中学校の教職員のうち2014年から16年の3年で公務災害認定された件数が39件、うち死亡(過労死)件数が13件あることを明らかにしました。畑野氏は、文科省として勤務時間の管理を徹底するよう求めました。

 過労死した中学教員・工藤義男さん=当時(40)=の妻、祥子さんの「教育に財政を。人を増やしてほしい」という訴えなどを示し「まずは実態把握を」と要求しました。

 畑野氏は、学習指導要領に定められた標準授業時数より実際の授業時数が大幅に上回っている学校があるとして、標準授業時数の意義について質問。文科省の高橋道和初等中等教育局長は「授業時数が標準を下回ったことのみで違法とはならない」と述べました。

 畑野氏は国基準に一律20時間以上授業時数を上乗せしている横浜市のある小学校教員は「土日の持ち帰り仕事を含めれば月150時間の残業だ」と指摘。林芳正文科相は「驚きだ。予算の確保と教員の働き方改革を進めないと」と話しました。


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