2018年5月26日(土)
柏崎刈羽原発 再稼働是非は
なくす新潟県連絡会 3知事候補に質問状
「原発をなくす新潟県連絡会」は25日、県庁で記者会見し、東京電力柏崎刈羽原発の再稼働の是非を最大争点とする新潟県知事選(6月10日投票)で、立候補した3氏に対する公開質問状を発表しました。同原発の再稼働を認めるかどうかなどを聞き、31日までの回答を求めています。
質問状は「柏崎刈羽原発をどうするかは、県民の命と暮らしにかかわる重大問題」として、東電柏崎刈羽原発について、「新規制基準に適合したものは再稼働する」「再稼働に反対」「その他」の3択で聞いています。さらに、米山隆一・前県政の「三つの検証作業((1)福島原発事故の原因(2)事故の健康や生活への影響(3)避難計画の実効性)」や同原発の廃炉、2030年度の原発比率を20~22%とした安倍政権の「エネルギー基本計画」骨子案についての考えを示すよう求めました。
連絡会の関根征士代表委員(新潟大学名誉教授)は会見で、原子力規制委員会が東電柏崎刈羽原発6、7号機の再稼働を新規制基準に「適合」と判断したことにふれ「仮に規制委が(適合判断を)出したとしても、県独自で、是か非かを判断するのか。この点を問いたい」と述べました。