2018年4月25日(水)
「テロの背景に貧困」
武田氏に参考人指摘
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日本共産党の武田良介議員は18日、参院国際経済・外交調査会の国際平和実現への取り組みに関する参考人質疑で、世界各地で発生するテロについて質問しました。
武田氏は、「テロが許されないのは当然だ」としつつ、テロの要因や今後のテロ増大への対策について見解を尋ねました。
安部川元伸・日大教授は、「不遇や貧乏、学校も行かせてもらえない、大学を出ても職業に就けないといった不平を解消することが大事だ」と指摘。鉄道駅やバスの中、野球のスタジアムが狙われるテロを防ぐ難しさにも言及しました。
武田氏は、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の業務を「平和の目的に限り」行うとの規定を削除したJAXA法改悪(2012年)は、軍事利用に傾斜するもので「非常に懸念している」と述べ見解を質問しました。
鈴木一人北海道大学大学院教授は「宇宙空間を監視する能力、ミサイルの発射を探知するためのセンサーの開発などで、JAXAと防衛省の協力は進んでいる」と答えました。