2018年4月25日(水)
核兵器禁止条約発効を
NPT準備委開幕 各国が呼びかけ
2020年の核不拡散条約(NPT)再検討会議に向けた第2回準備委員会が23日、ジュネーブの国連欧州本部で始まりました。各国は、昨年7月に国連加盟国の約3分の2の賛成で採択された核兵器禁止条約の早期発効を呼び掛け。韓国と北朝鮮の首脳会談を直前に控え、朝鮮半島の非核化と平和体制の構築へ期待を表明する発言も相次ぎました。
国連の中満泉(なかみつ・いずみ)軍縮担当上級代表は南北首脳会談に関し、「朝鮮半島の検証可能な非核化と持続可能な平和へつながる交渉の再開の枠組みに早期に合意することを期待する」と述べました。
また「核兵器使用の脅威が増大している」として、核保有国が核兵器の最新鋭化を進めていることなどを指摘。軍縮交渉の停滞に懸念を示し、「この傾向を逆転させなければ、核兵器に対する抑制がない状況に後戻りしてしまう」と述べました。