しんぶん赤旗

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日本共産党

2018年4月23日(月)

新しい時代ひらくたたかいと未来社会

志位委員長が記念講演

共産党と大学人のつどい

写真

(写真)日本共産党と大学人のつどいで志位和夫委員長の記念講演を聞く人たち=22日、党本部

 来年の参院選と統一地方選挙での躍進をめざし、「日本共産党と大学人のつどい」(主催=全国学者・研究者日本共産党後援会)が22日、党本部で開かれました。志位和夫委員長が「新しい時代を拓(ひら)くたたかいと未来社会」と題して記念講演を行い、安倍政権が内政・外交ともに大破綻に陥る大激動の中で、世界でも日本でも日本共産党の役割と値打ちが光っていることを縦横に解明。また、今年で生誕200周年を迎えたマルクスへの注目が高まっており、世界でも日本でもわき起こっている新しい市民運動に参加しつつある広範な人々にマルクスが共感をもって受け入れられる条件が広がっていると力説(関連記事) 。32都道府県180人が参加し、熱心に聞き入りました。

 参院選をたたかう紙智子議員(比例)が決意表明し、「市民と野党の共同で政治を変えるため、何としても共産党を大きくしよう」と訴えました。

 志位氏は、情勢の特徴と今後のたたかいについて、(1)歴史上かつてない異常国会(2)市民と野党の共闘の新たな前進(3)「アベノミクス」の大破綻(4)安倍外交の破綻と北朝鮮問題の解決の道(5)9条改憲問題―の五つの角度から報告。参院選で自公と補完勢力を少数に追い込む「二つのカギ」が野党共闘、共産党躍進にあるとして、「共闘勝利プラス共産党躍進で、自公と補完勢力を少数に追い込む。そして、野党が主導して解散に追い込み、総選挙でも彼らを少数に追い込み野党連合政権への道を開こう」と呼びかけました。

 志位氏は、北朝鮮の核・ミサイル開発について、日本共産党が、▽朝鮮半島の非核化と、北東アジア地域の平和体制の構築を一体的・包括的に進める▽合意できる措置を話し合い、段階的に実施して目標に近づいていく―の2点で、関係国への要請を行ったことの意義、その後の情勢の展開を報告しました。

 志位氏は、19日の日米首脳会談で、トランプ米大統領が「南北首脳会談で、朝鮮戦争の終結が議題になる。自分はそれに賛成だ。大いに支持する」と表明したことは、最大の注目点だと強調。「朝鮮半島の非核化とともに、戦争終結―平和体制の構築を議題にする。これは理にかなっており、私たちの要請の方向です」と述べました。

 この問題では「日米の落差」があると指摘。トランプ大統領が対話から圧力まで幅をもって対応してきたのに対し、もっぱら「対話否定」論できた安倍首相は、北朝鮮に対する外交戦略もなく、破綻状態にあると批判しました。

 質疑では、日本共産党のめざす未来社会の条件と可能性、その特徴などについての質問が次々と出され、志位氏は、日本における未来社会への展望が、政治的にも、経済的にも、個性の発展という点でも、発達した資本主義のもとでの高度な水準を出発点とするために、はかり知れない豊かな可能性をもつことを生き生きと語りました。

日常活動を強化

全国交流集会

 つどいに先立つ全国交流集会では、土井洋彦党学術・文化委員会責任者があいさつしました。活動交流では14人が発言。昨年の総選挙、京都府知事選や名護市長選での取り組み、各大学での軍学共同反対や非常勤職員雇い止め撤回の運動などの経験が語られました。

 来年の参院選、統一地方選挙の勝利に向け「すべての都道府県で学者・研究者日本共産党後援会を結成し、積極的支持者を増やす活動を日常的に進める」などの申し合わせが確認されました。


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