2018年4月19日(木)
異常事態打開へ4点
6党が政府・与党に要求
野党書記局長・幹事長会談
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日本共産党、立憲民主党、民進党、希望の党、自由党、社会民主党の6野党は18日、国会内で書記局長・幹事長会談を開き、改ざん、隠ぺい、シビリアン・コントロールの崩壊、セクハラなど政府と国会、国民との関係は異常事態を迎え、わが国の民主主義を揺るがす深刻な状況にかんがみ、政府・与党に対し4点の要求を行うことで一致し、自民党の二階俊博幹事長あてに文書で申し入れることになりました。
要求は、(1)麻生太郎財務相の辞任とセクハラ問題を起こした福田淳一財務事務次官の罷免を強く求める(2)森友・加計問題の全容解明のため、柳瀬唯夫元首相秘書官ら関係者の証人喚問を強く求める(3)財務省による文書改ざん問題の調査結果を4月中に公表し、改ざん前の文書の原本全文を即時に公開すること(4)自衛隊「日報」問題の真相究明、自衛官の国会議員に対する暴言問題の早期の事実確認を強く求めるというもの。6野党は、以上4点について「速やかに与党としての回答を求めたい」としています。
その上で6党は、以上の要求への回答があるまで、衆参両院で「新たな日程協議には応じない」ことも確認しました。
日本共産党の小池晃書記局長は会談で、「今回の事態は、国会でまともに審議する条件が崩壊している異常事態であり、われわれとしては重大な決意をもって臨むべきだ」と表明しました。
6野党は同日、同会談に先立ち、与党に対し同様の要求を文書で要求しましたが、与党側は「慎重に対応する」などと従来と同様の後ろ向きな回答を伝えてきたため、緊急に書記局長・幹事長会談を開いて協議し、改めて与党の幹事長あてに文書で申し入れることにしたものです。