しんぶん赤旗

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日本共産党

2018年4月7日(土)

空自にもイラク「日報」

「生々しい実態を隠すため」

志位委員長 空自関係者の国会招致要求

 日本共産党の志位和夫委員長は6日の記者会見で、防衛省が存在しないとしてきた自衛隊イラク派兵部隊の「日報」が陸上自衛隊に続き航空自衛隊にも保存されていたことが明らかになった問題について「隠蔽(いんぺい)そのものであり、なぜ隠蔽してきたかが大きな問題だ」と述べました。

 志位氏は、南スーダン派兵部隊の「日報」では「戦闘」の記述が隠蔽の動機だったと指摘。「イラクの場合も、サマワの陸自駐屯地に砲弾が撃ち込まれるなどの生々しい実態を隠すためだったのではないか」として、「日報」の全面開示を要求。空自関係者の国会招致も必要だと強調しました。

 志位氏は、一連の「日報」隠蔽について「シビリアンコントロール(文民統制)が全く利いていない。暴走する実力組織も、それを許す政権も大変危険だ」と批判。海外派兵部隊をめぐって隠蔽が相次いでおり、「自衛隊が情報を隠すことで、海外での自衛隊の行動を国民が全く監視できなくなるのは非常に危険だ。絶対に曖昧にはできない」として、真相の徹底究明と内閣総辞職を求めました。


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