しんぶん赤旗

お問い合わせ

日本共産党

2018年3月25日(日)

破損の恐れ隠す体質

武田氏「柏崎刈羽動かすな」

写真

(写真)質問する武田良介議員=22日、参院環境委

 日本共産党の武田良介議員は22日の参院環境委員会で、東京電力柏崎刈羽原子力発電所6、7号機(新潟県)の排気装置「フィルターベント」が地震による液状化で破損するおそれがあり、地盤改良工事を要することが分かった問題で、東電の隠ぺい体質を追及しました。

 破損の可能性について、東電は記者会見や自治体への詳しい説明を行わず、後日地元紙の報道で発覚しました。

 武田氏は「新潟県の米山隆一知事は『聞いていない。そういう情報はきちんと出してもらえないと、東電を信用できない』と言っている。知事の言葉をどう受け止めるか」と質問。

 東電の小早川智明代表執行役社長は、2月に発表した工事資料内に「耐震強化(地盤改良対策を含む)地上式フィルタベント等」との一文を盛り込んだことをもって“発表”していたと述べました。

 武田氏は「新潟県の怒りは当然だ。東電はこれまでもデータねつ造などの問題を繰り返し、県はそのたびに裏切られてきた」と非難。「今回の問題で県民の怒りは頂点に達している。東電に原発運用の適格性はない」として、6、7号機の再稼働中止を求めました。


pageup