2018年3月9日(金)
国会に多様な民意を
政治分野の男女均衡求め集会
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国際女性デーの8日、「政治分野における男女共同参画推進法案」の今国会成立を求める集会が、国会内で開かれました。主催はクオータ制を推進する会。120人が集まりました。
法案は国政・地方議会の選挙で「男女の候補者の数ができる限り均等となること」を目指すもの。政党などに努力義務を課します。
同会の赤松良子代表があいさつし、一橋大学の中北浩爾教授が講演。中北教授は、日本の人口の51・3%が女性であるのに、議員に占める割合は13・1%(2017年1月)に留まっていると指摘し「国会は多様な民意を正確に反映すべきで、女性が『過少代表』である現状は民主主義としてゆがんだ状態」と強調しました。
法案は17年に提出されましたが衆院解散で廃案に。中北教授は「今国会でこそ、カジノ法案などよりも優先して審議すべきだ」としました。
与野党の国会議員23人が出席。日本共産党の畑野君枝衆院議員は「法案成立に向けて超党派で進めており、あとは委員会を通すだけ。力を振り絞って共にがんばろう」と訴えました。