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2018年2月13日(火)

佐賀墜落事故 こども園にヘリ潤滑剤

当時70人園児 現場近くに

 佐賀県神埼(かんざき)市の民家に陸上自衛隊ヘリが墜落した事故(5日夕)で11日、墜落現場近くの認定こども園の遊具に、ヘリに使用されていたグリース(潤滑剤)が付着していることが分かりました。

 陸自が県側に示した資料によると、グリースが付着していたのは、認定こども園「大立寺幼稚園・子どもの家保育園」の遊具です。

 事故当時、園には60~70人の園児がいて、ヘリのプロペラがバラバラになるのを目撃していた副園長が園児に「伏せて」と、とっさに叫んでいました。

 ヘリが所属していた目達原(めたばる)駐屯地の報道担当者はグリースについて「ヘリのさまざまな部分に使っている」と述べ、部位によってはグリース自体が高温になる可能性があることを認めました。また、グリースに有害物質が含まれている可能性については「わからない」と答えました。事故により、園児の頭上に高温のグリースが落ちる事態もあり得ました。(佐賀県・古賀誠)


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