2018年2月10日(土)
ビニールハウス543棟被害
北海道日高地方 除雪追いつかず
新ひだか町で畠山氏ら調査
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低気圧の影響で大雪に見舞われた北海道日高地方。543棟もの農業用ビニールハウスが倒壊・損壊した問題で日本共産党の畠山和也前衆院議員は8日、新ひだか町入りし、町役場幹部や農業者らから被害の実態と要望を聞き取りました。菊地葉子道議と、川合清、谷園子両新ひだか町議が同行しました。
新ひだか町静内では5、6両日で最深積雪が統計開始以来最多の43センチに達し、1メートル近く降り積もった場所もあり、雪の重みでビニールハウスの骨組みがゆがみ、除雪をするにも降雪が深く追いつかないのが実態です。
沖縄から4年前に移住し、トマトを栽培する男性(37)。ビニールハウスの多くが損壊しました。「除雪が全然追いつかない。先行きが見通せない」と頭を抱えました。
新ひだか町の木村実農林水産部長は「新規就農者が雪害で離農の道を選択してしまわないか危惧している」と不安を語ります。
同町では、被災した農家の多くが新規就農者といわれ、当座の生活保障や営農に向けた支援は急務です。
畠山氏は「志を立てて就農した人たちが営農をあきらめないように、私たち日本共産党も国や道に働きかけ、支援していきます」と表明しました。