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2024年12月25日(水)

検事総長の談話批判

袴田事件 仁比氏「人権後進国だ」

参院法務委

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(写真)質問する仁比聡平議員=19日、参院法務委

 日本共産党の仁比聡平議員は19日の参院法務委員会で、袴田事件の再審無罪判決に対する検事総長談話は「判決には従わないと宣言しているに等しい」「司法の独立、裁判制度の否定だ」と厳しくただしました。

 仁比氏は、無罪判決の核心は、検察が袴田さんを犯人だと主張し続けてきた「5点の衣類」などの証拠には「三つの捏造(ねつぞう)」があり、それらは「捜査機関によるもの」だと決着をつけたことにあると指摘。検事総長談話が「判決はその理由中に多くの問題を含む到底承服できないもの」などとしていることについて、「検察が組織として、判決には従わないと宣言しているに等しい」「司法の独立、裁判制度の否定」ではないかと厳しくただしました。

 鈴木馨祐法相は「司法判断を軽視するといった意図のものではない」などと弁解。仁比氏は「相次ぐ冤罪(えんざい)には、長期の身柄拘束、自白の強要、虚偽自白に沿う証拠の捏造、被告人無罪の証拠は徹底して隠す不当な捜査とそれを軽視する日本の刑事司法の根本問題がある」と指摘し、「本来、人権保障の最後のとりでたるべき司法が国際人権水準と憲法を生かした役割を果たしていない。こんな人権後進国であっていいはずがない」と主張しました。