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2024年7月24日(水)

山口晋議員 不起訴不当

自民・埼玉10区 検察審査会が議決

 公職選挙法違反(選挙区内の寄付)の疑いで告発されていた自民党の山口晋衆院議員(埼玉10区)を、さいたま地検が不起訴としたことについて、さいたま第一検察審査会が不起訴不当の議決をしたことがわかりました。議決は7月4日付。

 晋氏の父である山口泰明氏は、衆院議員だった2021年9月、自身が代表取締役を務め、晋氏が取締役を務める会社「坂戸ガス」代表として選挙区内の坂戸市などの役所を訪問し、首長に寄付の目録を手渡していました。

 検察審査会は、同年9月時点で晋氏が泰明氏の地盤を受け継いで総選挙に立候補することは、埼玉10区内では「周知の事実と受け取られていたと考えるのが妥当」だと指摘し、寄付が晋氏の「氏名が類推されるような方法」でされたと認める余地が十分にあると考えられるとしています。

 また、寄付のタイミングを考えると、市民感覚としては選挙のための寄付にあたるとみても不自然ではないと指摘。検察に対し、「被疑者の認識について十分に捜査が尽くされているとはいえない」「一般市民の感覚としては、検察官には社会的正義の実現を期待している」として、再捜査を求めています。


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