2024年7月9日(火)
都知事選 蓮舫氏が19% 大奮闘
東京都知事選が7日投開票され、幅広い市民と野党など「オール東京」に推された前参院議員の蓮舫氏(56)は128万3262票(得票率18・81%)を獲得し、大奮闘しましたが、及びませんでした。現職の小池百合子氏(71)が3選しました。(関連記事)
東京都知事選で、市民と野党が共同した蓮舫氏は128万3262票(得票率18・81%)を獲得しました。
コロナ禍で行われた前回2020年知事選から投票率が5・62ポイント上がったもとで、市民と野党の共同候補だった宇都宮健児氏が獲得した84万4151票(13・76%)から得票数で1・52倍に伸ばし、得票率も5・05ポイント前進しました。
当選した小池百合子氏は291万8015票(得票率42・77%)を得ましたが、前回より得票数で74万3356票減らし、得票率でも16・93ポイント下がりました。
蓮舫氏は選挙結果を受け、都内の開票センターで会見し、「多くの方々に温かい言葉と応援をいただき、思いを訴えることができた」と語りました。選挙戦で日本共産党が支援の枠組みに入ったことについて記者団から問われ、「共産党をはじめ多くの方の力をいただいたのは私の財産だ」と述べました。
候補者の公開討論会がわずかしか行われなかったことについて「政策も現職への対案もあったが、公開討論が実現しなかったのは残念だ」と述べました。
争点となった神宮外苑再開発で「立ち止まる」と訴えたことについて問われ、「私の上げた声は間違っていない。市民からの声に真摯(しんし)に向き合い、私にできることがあれば動きたい」と語りました。
一方、同日投開票された都議補選は9選挙区で行われ、日本共産党は4選挙区で公認候補、1選挙区で支援候補を擁立しましたが、いずれも及びませんでした。このうち板橋区では6万2749票(得票率24・87%)を獲得。21年の前回都議選の得票を3万7722票伸ばし、得票率では11・78ポイント上回りました。
自民党は8選挙区で候補者を擁立しましたが、当選者は欠員発生前に持っていた5議席を下回る2人にとどまりました。
都民ファーストの会は3人が当選。立憲民主党1人、無所属2人、諸派1人が当選しました。
主な候補者の得票数は次の通り。
当小池百合子71無現 291万8015
石丸 伸二41無新 165万8363
蓮 舫56無新 128万3262
田母神俊雄75無新 26万7699
(投票率60・62%)