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2024年6月14日(金)

主張

東京都知事選挙

都政転換し自民政治に審判を

 20日告示・7月7日投票で東京都知事選挙が行われます。八つの選挙区では同日投票(28日告示)で都議補選も行われます。

 日本共産党は、知事選への立候補を表明した蓮舫参院議員の勝利に全力を尽くすとともに、これと一体に都議補選をたたかい、四つの都議選挙区(江東区、中野区、板橋区、北区)で党の議席獲得、府中市選挙区で党が支援する候補の勝利をめざします。

 小池百合子知事は12日の都議会で都知事選への立候補を表明しました。自民、公明両党は小池知事を支援する方針で、対決構図は鮮明です。

■候補選定の画期性

 4月以来、東京15区を含む衆院3補選、東京港区長選、目黒区長選・同区都議補選など、自民党と補完勢力、小池知事応援の候補が、不戦敗を含めて連敗しています。

 都民の命と暮らしがかかった大事な選挙です。それにとどまらず、都知事選で蓮舫氏が勝利するなら、日本の政治全体に大激震を起こし、自民党政治を終わらせる巨大なうねりになることは間違いありません。

 都知事の候補者選定に当たっては、都政改革を願う市民団体・市民運動の人たちと、日本共産党や立憲民主党などの野党が候補者選定委員会を立ち上げて話し合い、一致できる候補者の擁立に努力してきました。市民と野党の共闘の新しい画期的な試みでした。この選定委員会が「最強・最良」と期待した蓮舫氏が参院議員を辞して出馬を決意したのです。市民と野党は大歓迎し勇気百倍、たたかう決意が沸騰しています。

■自民に頼り頼られ

 日本共産党東京都委員会は5月23日、党として考える小池都政の問題点、その転換の方向を明らかにした「都知事選・都議補選アピール」を発表しました。

 小池知事は、都議会でも各種の選挙でも、自民党に頼り頼られる関係になっています。その都政は、都民の暮らしに無関心、地球環境にも住民の生活環境にもおかまいなし、「国際競争力」・大企業の目先の利益優先です。自民党政治を露骨に進めた石原都政をさらに加速したのが、小池都政です。

 蓮舫氏は出馬表明会見で「裏金自民党の延命に手を貸す小池都政をリセットする」と決意を述べました。

 蓮舫氏は、小池知事が48億円の税金を注ぎ込んで都庁舎壁面などに豪華な映像を投影するプロジェクションマッピングについて「こうした予算を見直して、格差で光が当たらない、困っている人たちに、私は政策を届けたい。仕事を、食べ物を、安心を、子どもたちには教育の充実を届ける」と訴えました。

 都庁の足元で市民団体が毎週実施している食料支援活動に800人近い人々が集まる現場を訪れ、その現実に「衝撃を受けた」と語っています。

 開発優先の典型である神宮外苑再開発については「まず都民の声を聞いて見直す」と述べ、現地を視察しました。

 日本共産党はこうした蓮舫氏の決意に深く共感します。蓮舫都知事を誕生させるとともに、日本共産党都議団の議席を増やし、都民の願いに応える新しい都政を一緒につくりましょう。


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