しんぶん赤旗

お問い合わせ

日本共産党

赤旗電子版の購読はこちら 赤旗電子版の購読はこちら
このエントリーをはてなブックマークに追加

2024年4月19日(金)

賃上げ全ケア労働者に

全国で統一行動 日本医労連

写真

(写真)医療・介護の大幅賃上げを求め、デモ行進する人たち=18日、東京都千代田区

 医療・介護で働く労働者を組織する日本医労連は18日、全国で大幅賃上げを求める統一行動に取り組み、国に対して診療報酬と介護報酬の緊急の再改定や、継続的な賃上げ・底上げのための国庫負担増額を求め、宣伝や会見、X(旧ツイッター)デモに取り組みました。

 東京・銀座では1都9県から集まった約120人が、「医療・介護・福祉を守りたい だから大幅賃上げを」とデモ行進し、注目を集めました。

 デモに先立って行われた厚生労働省前宣伝で、日本医労連の鎌倉幸孝副委員長が連帯あいさつ。コロナ禍の献身にもかかわらず、制度が処遇を左右する医療・介護労働に対し、国が十分な補償・補てんをしなかったため、しわ寄せで離職が相次いでいると指摘。「診療報酬・介護報酬の緊急の再改定が必要だ」と訴えました。

 各地の代表が訴え。千葉県の看護師は「コロナ後に離職が相次ぎ、人手不足でコロナの時より現場は過酷だ。賃金と職場環境を国が整えてほしい」とのべ、茨城県の看護師は「医療・介護の従事者が増え、安心・安全な福祉が提供できるよう、賃金アップをしてください」と語りました。

 大阪市では、2府5県の組合員らが関西経済連合会前に集結し、日本経団連が報酬改定の引き上げに反対したことを告発し、抗議。岡山県医労連は、「訪問介護基本報酬引き下げの撤回と緊急再改定を求める」として記者会見を行いました。


pageup