2024年4月14日(日)
能登半島1.1地震
いまも避難所生活
共同センター 支援物資お渡し会
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石川県羽咋市の温泉施設ユーフォリア千里浜で13日、能登半島地震被災者共同支援センターが「支援物資お渡し会」を開きました。30分前から長い列ができ、約100世帯の家族連れやお年寄りなどが米や野菜、下着類などの支援物資を受け取り、30分後にはほとんどがなくなりました。
その後、お渡し会で受け取ったチラシを片手に、被災者約50人が同市内の共同支援センターを訪れ、支援物資を受け取りました。
輪島市から1時間半かけてきた30代の2人連れは「インスタグラムを見て来ました。いまも避難所で生活しています」「パートで働く歯科の建物が危険な状態なので、失業しました。支援物資は大変助かります」と話しました。
七尾市から小学3年の子と来た母親は「納屋に住んでいます。隙間風が吹き込むので冬は寒く、春になると隙間から入る虫に悩まされています」と話します。米や水などを手に笑顔を見せました。
金沢市から、新日本婦人の会のメンバーなどまんなか世代6人のボランティアが参加。「たくさんの人が来て驚きました。マルシェのような雰囲気がよかった」といいます。
生活相談にあたった日本共産党の広田美代金沢市議は「医療費無償化が9月まで延期されたことを知らない人もいて、行政の広報がいきわたっていないと感じました。復興がほとんど進んでいない地域もあります。ぜひ、全国からボランティアに来てほしい」と語りました。
同センターは、まもなく穴水町に第2の拠点を開設。水道の復旧が進まず、被害が深刻な珠洲市や輪島市への支援を拡充します。