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2024年4月4日(木)

深夜への変更やめよ

米軍訓練区域 赤嶺氏が撤回要求

衆院安保委

写真

(写真)質問する赤嶺政賢議員=2日、衆院安保委

 日米両政府が3月の日米合同委員会で、沖縄県南大東島の南東沖に位置する米軍インディア・インディア訓練区域の運用時間について、現行の「午前6時~午後6時」を「午前11時~午後11時」に変更することに合意した問題で、日本共産党の赤嶺政賢議員は2日の衆院安全保障委員会で、「住民はこれまで以上に深夜の騒音に苦しめられる」と批判し、合意の撤回を求めました。

 赤嶺氏は「午後11時まで訓練できることになれば、所属基地に戻るのはそれ以降になる。なぜ認めたのか」と追及。防衛省の大和太郎地方協力局長は「米側から部隊運用上のニーズに基づく要請を受けた」と米軍の説明を繰り返しました。

 赤嶺氏は、嘉手納・普天間両基地は1996年の日米合意で午後10時から午前6時までの飛行が制限されているとして、「最初からこの規定は守らないということではないか」と迫りました。大和氏は「この訓練区域は米海軍の水上艦艇や航空機などによる射撃を行うために使用されている。(制限時間帯の)飛行を増加させるとは考えていない」と強弁。赤嶺氏は、嘉手納基地には海軍の哨戒機が常駐し、空母艦載機やオスプレイも飛来していることを挙げ、「実態を無視した答弁だ」と批判しました。


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