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2024年2月27日(火)

政倫審 非公開は国民が許さない

共産党など「説明責任果たせ」

衆院開催合意

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(写真)衆院政治倫理審査会の幹事会に出席する穀田恵二委員(左)=26日、国会内

 衆院政治倫理審査会は26日、幹事会を開き、自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件で「不当な疑惑を受けた」として安倍派幹部ら5人が審査を申し出たことについて扱いを協議し、審査を行うことで合意しました。

 一方、自民党が運営について完全非公開を提案したのに対し、日本共産党、立憲民主党、日本維新の会は、非公開では国民への説明責任を果たすことにはならないと厳しく批判し、全面公開するよう一致して要求しました。公開をめぐり折り合いがつかず、27日に改めて幹事会を開き協議することになりました。

 26日の幹事会で自民党は、傍聴や撮影・録音、テレビ中継、会議録の閲覧も許さない完全非公開を主張しました。日本共産党の穀田恵二政倫審委員は、派閥幹部5人が審査の申し出書で裏金づくりに「関与していない」としていることにふれ、公開の場で堂々と弁明すればいいと指摘。申し出をした西村康稔前経済産業相が自身のブログで「隠さずきっちりと説明したい」などと述べているとして、「説明責任を果たすのに非公開でなければならない理由は全くない」と主張しました。

 また穀田氏は、非公開を許すのか自民党の態度も問われているとして、公開するよう5人を説得するべきだと指摘。「非公開は裏金事件の真相解明に逆行するものであり、国民がそれを許さない」と強調しました。

 岸田文雄首相は同日の衆院予算委員会で、政倫審の公開について「完全な非公開は長い歴史の中でも1件しかない。説明責任を尽くす観点から最良の方法が取られることを期待している」と述べました。

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