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2024年2月25日(日)

喜界島で来月降下訓練

鹿児島 昨年の3倍規模

陸自空挺団300人

地図

 鹿児島県の喜界島(喜界町)で陸上自衛隊第1空挺(くうてい)団(習志野駐屯地・千葉県)の隊員約300人が3月6~7日、横田基地(東京都)の米空軍輸送機を使いパラシュート降下訓練を実施することがわかりました。第1空挺団は昨年3月にも、喜界島で米空軍、航空自衛隊の輸送機3機で約100人が降下訓練を行いましたが、その3倍の規模となります。

 防衛省から横田基地周辺自治体への情報提供によると、横田基地配備の米空軍C130J輸送機5~7機に第1空挺団員約400人が乗り込み同基地を離陸。うち約300人が、喜界島中央部の通称「シュガーロード」周辺のサトウキビ畑に降下を予定しています。3月4~5日には陸自第1ヘリコプター団(木更津駐屯地・千葉県、高遊原分屯地・熊本県)のCH47ヘリを使い、空挺団員15人が4回にわたり降下を行います。

 昨年は揚陸作戦や空挺降下による離島制圧作戦を想定した陸自と米海兵隊の合同演習「アイアン・フィスト23」の一環で訓練。今年も2月25日~3月17日に「アイアン・フィスト24」が九州・沖縄各地で実施されます。

 日本共産党の良岡理一郎町議は「2年連続で実施され今後も行われる可能性があり、議会で追及し計画を明らかにさせたい。南西諸島や台湾有事を想定した戦争のための訓練は憲法に反し、自衛官となった町の若者を戦場に送る危険な訓練だということを町民に訴えていきたい」と話しています。


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