2023年12月9日(土)
金権腐敗の自民党政治 市民と野党の共闘で終止符を
東京・江東区長選あす投票 小池書記局長訴え
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日本共産党の小池晃書記局長は8日、公職選挙法違反の疑いで木村弥生前区長が辞職したことに伴う東京・江東区長選(10日投票)で大激戦をたたかう、前区議の酒井なつみ候補(無所属新)=日本共産党、立憲民主党、社民党、れいわ新選組、東京・生活者ネットワーク、新社会党、緑の党支持=の必勝のため街頭に立ち、「金権腐敗の自民党政治をきっぱり終わらせる選挙にしよう。市民と野党の共闘で力を合わせれば政治を変えることができることを江東区から示そう」と呼びかけました。
立民の長妻昭政調会長と手塚仁雄衆院議員(司会)、れいわの櫛渕万里衆院議員、生活者ネットの岩永康代都議、江東市民連合共同代表の宇都宮健児弁護士らがそれぞれ訴えました。
酒井候補は「古い政治と決別したい。子どもたちが大切にされる社会をつくりたい。私と変えていこう。誰もが安心して暮らせる社会をつくる」と決意を訴えました。
長妻氏は、自民党政治を「区政からも国政からも一掃するたたかいだ。自民党政治はこりごりだという意思を明確に突き付けよう」と呼びかけました。
宇都宮氏は、「私たち市民一人ひとりが政治の主人公だ。私たちが立ち上がれば新しい区政を築ける」と支持を呼びかけました。
小池氏は、自民党派閥の政治資金パーティー収入をめぐる裏金問題などを厳しく批判し、同区選出の自民党の元衆院議員や元区議会議長が収賄で有罪となった事件にも言及。さらに「子ども真ん中」との公約を掲げていた木村前区長が今年4月の区長選で公選法が禁ずる投票を呼びかけるインターネット上の有料広告を掲載した疑いで東京地検特捜部の捜査を受け辞職したことに触れ「これでは自分真ん中だ」と痛烈に批判しました。
また、同広告掲載への関与が発覚し法務副大臣を辞任した同区選出で自民党の柿沢未途衆院議員について「国会議員の資格がない」と指摘しました。
小池氏は、江東区の職員は東京23区で最も少ないのに削減が進んでおり、日本維新の会が「もっと減らせ」とあおっていると告発。「そんなことをしたら住民サービスがもっと大変になる。福祉切り捨て、負担増の区政も変えなければならない」と訴えました。
その上で、ジェンダー平等、差別禁止を区の基本政策にし、出産・子育てや教育の予算増、小中学校の給食無償化継続、特別養護老人ホーム増設、公契約条例を実現するため酒井候補を勝利させ「新しい政治を一緒につくろう」と呼びかけました。