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2023年12月6日(水)

日本決議案採択

廃絶の行動迫らず

 【ワシントン=島田峰隆】第78回国連総会の本会議は4日、日本政府が毎年提出している核兵器関連決議案について採決を行い、賛成148、反対7、棄権29の賛成多数で採択しました。採択は30年連続です。

 核保有国のうち反対したのは中国、ロシア、北朝鮮です。米英は賛成し、フランス、インド、パキスタン、イスラエルが棄権しました。

 日本の決議は核兵器禁止条約に言及するものの、支持も参加も表明していません。保有国に対して「核兵器の全面廃絶を待つ間、核兵器が決して二度と使われないようあらゆる努力を行うよう促す」と述べる程度で、核廃絶の具体的行動を迫っていません。

 10月に開かれた国連総会第1委員会の議論では、核廃絶につながらないとして日本の決議案に各国から批判の声が上がりました。


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