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2023年12月6日(水)

自見氏は事実確認を

パーティー券不正 井上氏が追及

参院内閣委

写真

(写真)質問する井上哲士議員=5日、参院内閣委

 日本共産党の井上哲士議員は5日、参院内閣委員会で、「赤旗」日曜版がスクープした自見英子万博担当相の政治資金規正法違反の疑惑をただし「事実を確認し国民の前に明らかにすべきだ」と迫りました。

 「赤旗」日曜版は、自見担当相が代表の資金管理団体「ひまわり会」が、自民党・二階派の政治団体「志帥会」に、法律上の上限150万円を超える政治資金パーティー券代を支出した疑惑を報道。ひまわり会の政治資金収支報告書によると、2021年に志帥会に200万円を「会費」名目で支出したことが明らかになっています。

 井上氏は、自見担当相が「パーティー券100枚を募ることを託されたが、能(あた)わなかったことから、事後に相応の財政的支援をするために200万円を寄付として納めた」と説明しているが、「パーティー券100枚分がノルマだったということか」と追及。自見氏が「自発的に寄付した」と答弁したのに対し、ひまわり会が22年にも志帥会に194万円を支出していると指摘し、「200万円が毎年のノルマだったというふうにしか見えない」と述べました。

 さらに井上氏は、ひまわり会の支出が、両年とも志帥会の収支報告書に収入として記載がないと告発し「志帥会に是正を求めたのか」と追及。「弁護士の調査が終了した時点で先方に伝える予定だ」などと述べた自見氏に、「裏金づくりに使われた疑惑があるのに、確認せずに放置することは自見担当相も加担しているということが厳しく問われる」と批判しました。


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