2023年7月23日(日)
「しんぶん赤旗」ここが魅力
性暴力ない社会めざし
社会部
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いま開かれている水泳の世界選手権は大会経費が決定当初の2倍、開催地福岡市の負担は3倍に膨れ上がりました。「赤旗」は東京五輪の談合事件で起訴された電通などの民間企業が、競争入札を経ない「言い値」の随意契約によってイベント業務を受注する「大企業ファースト」の構造を一貫して追及してきました。
社長が世界水泳の大会組織委員会にも入っているテレビ朝日が「成功報酬型」の契約を結びチケット販売業務を請け負ったことをスクープした7日付記事には「こういう報道と追及は『赤旗』が真骨頂を発揮」との反応がありました。
ジェンダー平等の実現は、編集局の各部でさまざまな角度から取り上げているテーマです。社会部では性的少数者であるトランスジェンダー当事者やトランスの子どもを持つ親にインタビュー。強いられる性別の区分けや社会の無理解に苦しむ人たちに寄り添う記事を掲載してきました。
「同意のない性行為は性暴力」―被害当事者が声をあげ、世論を喚起して不同意性交等罪の創設を求めてきた運動が実り、7月に改正刑法が施行されました。シリーズ「性暴力のない社会へ」は、フラワーデモでスタンディングする市民や被害当事者団体、関係者を取材し、被害当事者が生きやすい社会へ次の課題を探ります。