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2023年5月31日(水)

入管法改悪 廃案必ず

参院会館前で座り込み抗議

維新議員暴言に怒り

 外国人の人権を無視する入管法改悪案の廃案を求めて30日、参院議員会館前では多くの市民が座り込んで抗議しました。同法案をめぐって、政府・与党は今週にも参院法務委員会での採決を狙っています。手書きのプラカードなどを手にした参加者は、「入管法改悪ノー!」とアピールしました。


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(写真)座り込んで「入管法改悪ノー!」と訴える人たち=30日、参院議員会館前

 座り込みは移住者と連帯する全国ネットワーク(移住連)などの主催で、参院法務委員会の定例日である火曜と木曜に実施しています。

 この日の質疑では、日本維新の会の鈴木宗男氏から「国益なくして人権なし」との問題発言が飛び出し、国会前では「また維新か」「差別を拡大する発言を許すな」と怒りの声が起きました。

 参加者のリレートークでは、反貧困ネットワーク事務局長の瀬戸大作さんや弁護士の児玉晃一さんをはじめ、さまざまな立場の市民がスピーチ。「改悪案を、必ず廃案にしよう」と力を込めました。

 大阪市から駆けつけたミャンマー人のアウンミャッウィンさん(48)は、2002年から2年間、茨城県牛久市にある東日本入国管理センターに収容されていたと言います。04年に難民申請が認められましたが、「収容施設には難民がたくさんいました。この問題を解決せず、入管をもっと悪くする法案を成立しようとするなんてとんでもない」と話しました。


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