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2023年5月31日(水)

中小企業応援の堺を

野村市長候補に業者期待

 堺市長選(6月4日)で、党派を超えた市民共同の候補、野村ともあき氏(49)=元市議、無所属新人=は「モノの始まり堺から」を掛け声に、市内事業所の99%を占める中小企業を応援しようと中小企業振興条例の制定や市内企業の賃上げ支援などを公約に掲げ、たたかっています。


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(写真)「商売繁盛の街にしまっせ」と書かれた日刊ビラを受け取る市民=29日、堺市堺区

 大阪府内の多くの自治体では、コロナ禍で売り上げの減少した業者らへ「20万円の給付(泉佐野市)」など直接支援をしましたが、維新の永藤英機市政では「空気清浄機の設置補助金」などわずかな支援しか行いませんでした。

 堺市内でふとん製造販売業を営む男性は「堺市は零細業者がコロナ禍で苦しむ中、ろくに支援をしてくれませんでした。しかし、大仙公園の遊覧気球などには5千万円も税金をつぎ込むなど矛盾を感じます」と言います。

 堺北民主商工会の坪孝光事務局長は「公約に中小企業振興条例の制定が入ったことは画期的」だと話します。「堺では過去、シャープの誘致への補助、現在はカジノと連動したベイエリア開発という経済振興への迷走が生まれた」と指摘。「振興条例の制定は、堺の経済振興策に違った方向性を与える良いきっかけになる」と野村候補の公約に期待を寄せました。


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