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2023年2月26日(日)

ウクライナ侵略1年 犠牲者思い 各地連帯

暴力を風化させない ドイツ

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(写真)ウクライナに連帯しデモ行進する人たち=24日、ベルリン(桑野白馬撮影)

 【ベルリン=桑野白馬】ベルリン中心部のブランデンブルク門前の広場では24日、約1万2500人(警察発表)が参加して、ロシアのウクライナ侵略を非難する集会が開かれました。

 デモ行進には、楽器を打ち鳴らす人やベビーカーを押した人も加わり、「ウクライナの全面解放を」と唱和。ウクライナから戦禍を逃れた難民らも多数参加しました。

 ウクライナ南部オデッサ出身のダニエルさん(20)は「私たちが受けている殺人や暴力が風化しないよう、声をあげ続ける」と強調。昨年、ロシアが攻撃を開始した際、ポーランドに留学中だったのは「幸運だった」としつつ、「国に残った両親が心配。大勢の人たちが味方してくれていると伝えたい」と語りました。

 出身国モルドバの国旗を身に着けたマデレナさん(20)は「少しでも平和が近づくよう、反戦を訴えたい」と話し「隣国モルドバにとっても人ごとではない」と強調しました。

 またベルギーの首都ブリュッセルの欧州議会前では、ウクライナ難民が集まり、「私たちに関心を持ち続け、連帯を示してほしい」と呼び掛けました。

 イタリア中部ペルージャでは、ロシアの侵略開始時刻にあたる早朝、約20キロ離れたアッシジまで数百人が行進しました。参加者は「戦争をやめろ」と唱和しました。全国では、国内最大労組の労働総同盟(CGIL)が呼び掛けた反戦集会も開かれました。


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