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2022年5月18日(水)

「盗伐」対策強化せよ

田村貴昭氏、被害継続を指摘

衆院農水委

写真

(写真)質問する田村貴昭議員=11日、衆院農水委

 日本共産党の田村貴昭議員は11日、衆院農林水産委員会で、九州南部で頻発する森林窃盗(盗伐)への対策の徹底と警察による取り締まり強化を要求しました。

 田村氏は「再三農水委で取り上げているが、昨年は宮崎県串間市や宮崎市で被害が発生するなどいまだ続いている」と指摘し、さらなる対策を要求しました。天羽隆林野庁長官は職員を派遣し無断伐採事案を現地確認したとし、「対策の重要性を改めて認識した」と答弁。市町村が伐採届で立ち木の伐採者と所有者の関係を確認できるよう改善したほか、衛星画像を活用したアプリケーションを市町村に提供し、無断伐採の可能性がある箇所を効率的に把握できるようにすると答えました。

 田村氏は「自治体が把握すれば所有者への連絡、警察への告発を行うのか」と質問。天羽長官は「盗伐が疑われる事案は、警察への情報提供を行うよう指導を行っている」と答弁しました。

 田村氏は「宮崎、熊本、大分、鹿児島の九州4県は悪質な業者をリスト化し、情報共有の取り組みを始めた」と述べ、警察が自治体と連携し取り締まりを強化するよう要求。警察庁の住友一仁官房審議官は「自治体と一層連携が図れるよう指導する」と答えました。


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