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2022年5月17日(火)

2022参院選 激戦の様相

大阪選挙区(改選数4) 「9条守れ」の声託して

たつみ予定候補 カジノ全力で止める

写真

(写真)支持者から激励を受ける、たつみ予定候補=3日、大阪市西淀川区

 大阪選挙区は日本共産党の、たつみコータロー前参院議員と、維新2、自民1、公明1の現職4人、立憲民主、国民民主、れいわの各新人らが4議席を争う大激戦の様相です。

 大阪ではロシアのウクライナ侵略と日本の進路、くらし・経済の大争点とともにカジノ誘致が重大な争点となっています。

平和への道筋

 たつみ氏は、大型ビジョンも活用して街頭でわかりやすく訴え。ロシアのウクライナ侵略問題では、「どうすれば終わらせることができるのか」との国民の思いに応え、「国際世論で侵略をやめさせ、国連憲章に基づく平和の秩序を回復する」という道筋をきっぱり。聞き入っていた市民がうなずき、拍手が起こります。

 危機に乗じて「9条で日本は守れない」と自民、維新が9条を変え、「戦争する国」にしようとしているのに対し、たつみ氏は、戦後日本が戦争していないのは9条が歯止めになっているからだと強調。9条を生かした平和外交を訴え、「戦争か、平和か。日本の進路が問われる選挙です。9条守れ、平和守れの声を託してください」と力を込めるとひときわ大きな拍手が湧きます。じっと聞いていた男性が「今度は自民党候補に投票しようと思っていたが、たつみさんにする」と語るなど共感を呼んでいます。

 日本共産党の「やさしく強い経済」をつくる大改革の提案に期待が寄せられています。大企業の内部留保に課税して賃上げを促す提案は大企業の職場でも注目され、社会保障充実や大学無償化などは、保育、介護の現場や子育て世代からも期待の声が上がっています。

党派超え期待

 カジノ誘致問題をめぐり、3月の府・大阪市議会で維新、公明などの賛成で整備計画案が可決されましたが、府民との矛盾を深めています。

 日本共産党は、人の不幸で利益を得るカジノそのものに反対し、カジノで経済成長は間違っていると一貫して主張。ずさんな計画の内容を告発し、市民の運動と連帯しストップへ全力を挙げています。

 国の認定はこれからです。大阪の現職4氏がカジノ推進派の中、たつみ氏が「カジノはいらないとの声を私に託してください」と訴えると、どこでも大きな拍手が。他党支持者がカジノ問題で「たつみさんを国会に」と語るなど、党派を超えて期待が広がっています。

 日本共産党を知ってもらう「はてな」リーフは、国政で維新を支持してきたという市民から「日本政治に明かりが見えて来た」と手紙が寄せられるなど大きな力を発揮。党府委員会が1月から毎月、テーマを変えて発行しているビラには「カジノはこのビラに書いてある通り」「新自由主義経済を詳しく知りたい」などの反響が日ごとに増え、訴えや政策が届けばどの問題でも共感、変化が生まれています。

 大阪でも、平和とくらしを壊す“自公維・翼賛勢力”か、平和を守り、やさしく強い経済をつくり、野党共闘を前へ進める日本共産党かの対決の構図は鮮明です。15日には大門みきし参院議員・比例予定候補と、たつみ氏の事務所開きを行い、たつみパンフレットも準備。党と後援会は、「平和とくらしを守る願いは党派や立場の違いを超えて共産党と、たつみへ」と訴え。「大阪が変われば日本が変わる」のスローガンを高く掲げ、「大阪で比例70万票」を正面に比例5議席、たつみ氏の議席奪還を必ずと奮闘しています。(大阪府・小浜明代)


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