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2022年4月30日(土)

ウクライナの苦しみ 私のもの

東京・浅草 空襲連が宣伝・募金

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(写真)浅草・雷門前でウクライナ支援を呼びかける人たち=29日、東京都台東区

 戦争中の空襲などで被害を受けた民間人への救済を求める全国空襲被害者連絡協議会(全国空襲連)は29日、東京・浅草寺の雷門前でウクライナ支援活動に取り組みました。

 トランペット奏者の松平晃さんによるファンファーレ風にアレンジした「青い空は」の演奏で、街頭宣伝はスタート。参加者はユニセフの募金活動にとりくみ、ウクライナ国歌の合唱もしました。

 全国空襲連の吉田由美子共同代表は、ロシア軍による空襲では軍事施設だけでなく多くの市民を殺傷しており国際人道法に違反しているのは明らかだと訴えました。「私たち第2次世界大戦の日本の空襲被害者は、肉親を亡くし、障害者となり、孤児にされて、今も心や体の痛みが続いている。ウクライナ市民の苦しみは、私たち自身のものでもある。一日も早くロシア軍を撤退させなければならない」と語りました。

 河合節子事務局次長は、77年たっても空襲の被害を忘れることはないと強調。「ウクライナの戦火の中で、特に子どもたちがどんな思いをしているのか。私たちは子どもたちの行く末を自分たちのこととして考え、支援をしたいと思っている」と話しました。

 黒岩哲彦運営委員長は「戦後、国際社会は大きく前進した。ウクライナの人々を救うことと同時に、ロシアの戦争責任もはっきりと裁くまで運動を続けたい」と述べました。


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