2022年4月23日(土)
財政民主主義反する
与党要求補正予算案 倉林氏が批判
参院本会議
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日本共産党の倉林明子議員は22日の参院本会議で、自民・公明両党が求める予備費を積み増す補正予算は財政民主主義に反すると批判し、暮らしを支援する補正予算を編成するよう迫りました。
倉林氏は、コロナ禍とウクライナ危機で、景気低迷、生活困窮が長期に及ぶ中で、物価高騰が襲い、暮らしと営業は深刻な打撃を受けていると指摘。「住民税非課税世帯に限定せず、生活困窮者に対する手厚い給付金を支給すべきだ」と求めました。
また、与党が予備費を積み増す方向で補正予算の今国会提出を求めたことについて、「財政民主主義に反する」と厳しく批判。「消費税の5%への引き下げ、年金減額中止など、野党の提案を受け入れ、暮らしを支援する補正予算を速やかに組むべきだ」と求めました。
岸田文雄首相は「与党からの補正予算編成の申し入れを踏まえ、緊急総合対策は4月中の取りまとめに向け具体的にすすめる」と答弁。「消費税率の引き下げを行うことは考えていない」と背を向けました。