2022年4月14日(木)
サッカーで平和願う
ウクライナチームが慈善試合
ウクライナのサッカー強豪クラブ、ディナモ・キーウは12日、ポーランドのワルシャワで、ウクライナの戦争犠牲者のためのチャリティーマッチ・ツアーを開始したと外電は伝えています。
「平和のための試合」として、ポーランド・リーグ昨季王者のレギア・ワルシャワと対戦。両クラブの選手たちはキックオフ前、ウクライナ国旗を身にまとい、犠牲者に1分間の黙とうを行いました。
会場には2万人以上の観客がつめかけ、「戦争をやめよ」と書かれた横断幕のほか、「いますぐロシアを止めろ」などのプラカードを掲げ、選手に熱い声援を送りました。試合は、今季欧州チャンピオンズリーグに出場したディナモが3―1で勝利。終了後は、互いに肩を抱き合い、たたえ合う光景が広がりました。
レギアは試合に先立って、「この試合を平和への共同アピールにしたい」との声明を発していました。集められた募金は、ウクライナ難民支援に使われます。
この後、ディナモはドイツのボルシア・ドルトムント、フランスのパリ・サンジェルマン、スペインのバルセロナ、イタリアのACミランなどと対戦する予定です。