2022年4月10日(日)
侵略に抗議 スロバキア首都
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【ブラチスラバ(スロバキア西部)=石黒みずほ】ロシアが侵略するウクライナ首都キーウ郊外の町ブチャなどで多数の民間人が殺害されたことを受け、スロバキアの首都ブラチスラバで8日、抗議行動が行われました。約100人の参加者は、同市にあるロシア大使館の前で横たわり、約30分間抗議の意を示しました。
参加者はウクライナ国旗や青と黄色のリボンを身につけ、「ウクライナを助けて」などと書いたプラカードを掲げてアピール。中には後ろに手を縛ったり、自転車の横に横たわるなどして、犠牲者の遺体が放置されたブチャの町を再現しました。
参加者は、「ウクライナに栄光を」「敵はプーチン(ロシア大統領)とロシア軍だ」と大使館に向けて声を上げました。
侵略が始まってすぐにキーウから避難してきたアナ・ブリックさん(23)は「死んでしまうとは思わず生活していた犠牲者を思うと許せない。声を上げてくれる人たちとともにウクライナの自由のためにたたかっていきたい」と話しました。