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2022年3月28日(月)

リニア工事事故多発

武田氏、国が調査すべきだ

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(写真)質問する武田良介議員=16日、参院国交委

 日本共産党の武田良介議員は16日の参院国土交通委員会で、3月8日に4度目のリニア新幹線トンネル工事事故が発生したことを指摘し、繰り返される事故について国が調査すべきだとただしました。

 事故は、長野県豊丘村の伊那山地トンネルで起き、昨年11月にも発生していました。

 武田氏は、8日の国交委でリニア工事事故の質疑をしているさなかに起きた事故だと指摘。長野県による「極めて遺憾」とするJR東海への要請文を示しながら、「大臣は、安全かつ確実な施工の実施の指示、適切な対応と答弁したがその結果がこれか」と追及。斉藤鉄夫国交相は「遺憾に思う」としながら、JR東海任せの姿勢は変えませんでした。

 武田氏は、「信濃毎日」の紙面を示し、今回の事故のマスコミ報道が遅れたのはJR東海が事故の公表をしなかったからだと指摘し、「あまりに不誠実だ。公表すべきではないか」と追及。斉藤国交相は「公表の対応は事業主体により判断されるもの」と答えました。武田氏は「公表しなかった理由は事故の程度が軽かったからだ。それでいいのか」と批判し、JR東海任せでは事故は繰り返されているとして、国による事故調査を求めました。


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