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2022年3月26日(土)

イチゴ地震被害 甚大

宮城・山元町 紙氏に農家要望

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(写真)伊藤さん(右手前)からイチゴの被害状況を聞く(左から)福島、紙、ふなやま、大内各氏=24日、宮城県山元町

 福島県沖地震で震度6弱を観測した宮城県山元町で24日、日本共産党の紙智子参院議員が、県内有数の生産量を誇るイチゴの収穫最盛期を襲った地震の被害状況を調査しました。遠藤龍之町議が案内し、福島かずえ、大内真理両県議と、ふなやま由美党県副委員長が同行しました。

 複数のハウス(計4ヘクタール)でイチゴをつくっている農業法人GRAでは、揺れでイチゴが落下し、被災直後は一面が“赤いじゅうたん”のように。残った分も多くが出荷できない状態になり、ハウス1棟の販売額だけで1000万~2000万円の被害といいます。

 配管や暖房設備も損傷し、栽培部門の伊藤則夫さんは「昨年2月の地震(震度6弱)から1年で再びの被害で、地盤も下がっているので復旧するだけで済むのか、あるいは更地にして地盤に手を着けるか検討しなければなりません」と話します。

 紙議員は「震災から立ち上がって何とかやってきた皆さんがまた被害に遭い、町や県や国で何ができるかよく検討していきます」と応じました。

 町のあちこちにあるブルーシートを張った家や割れた道路、地盤沈下した支所、独居で被災したお年寄りの自宅などを調べ、要望を聞きました。


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