2022年3月20日(日)
非核「神戸方式」世界に
決議47周年でつどい
緒方氏が講演
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神戸市議会が核兵器積載艦艇の神戸港入港拒否を決議して47年となる18日、非核「神戸方式」決議47周年記念のつどいが神戸市で開かれました。
日本共産党の緒方靖夫副委員長・国際委員会責任者が「非核・平和の日本、アジアを築く―核兵器禁止条約・非核『神戸方式』を力に」と題しオンラインで講演。非核「神戸方式」が核兵器禁止条約に取り入れられたことや、アメリカ艦船が47年間入港していないなど「神戸方式」を全国に広げる意義を示しました。
緒方氏は、ロシアのウクライナ侵略と核威嚇に対する国連総会決議や国際法違反とともに、“国連は機能していない”論の誤りを指摘。ウクライナ国民と連帯したたたかいと憲法9条を守り、政府に核兵器禁止条約批准を求める運動を広げ、「非核『神戸方式』を含め、世界各地の非核地帯条約を広げよう」と呼びかけました。
主催者あいさつをした神戸港湾共闘の谷口利之議長は、地球を将来世代に引き継ぐため「最も重要なことの一つが核兵器廃絶であり、最も有効な手段が核兵器禁止条約です」と強調しました。梶本修史県原水協事務局長が基調報告し、県民55万人の「日本政府に核兵器禁止条約への参加を求める署名」を提起しました。参加者は、ロシア大統領に対し即時撤退を求める抗議決議と集会アピールを採択しました。