2022年3月18日(金)
京都知事選 かじかわ氏政策発表
保健所増・中学給食支援掲げ
24日告示
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京都府知事選(24日告示、4月10日投開票)に立候補を表明する京都総評議長の、かじかわ憲氏(62)=無・新、日本共産党推薦=は16日、京都市内で記者会見し、緊急策「かじかわ全力プラン」と、「二つの進化」「二つのとめる」を柱にした政策集「かじかわビジョン2022」(大綱)を発表しました。
かじかわ氏は冒頭、「現府政は府民の叫びにこたえず、国の事業を無批判に京都に持ち込んでいる。府民と職員がつくりあげてきた京都の自治の力をよみがえらせる」と力説。
「全力プラン」では、統廃合された保健所を増設し、「現在の8カ所(京都市含む)から、もともとあった地域に配置する。保健師の計画的増員と連携でいのちを守るネットワークを構築し直す」と強調。さらに、全員制の中学校給食への支援、中学卒業まで通院も医療費無料化、時給1500円・地元業者に仕事を発注する「公契約条例」制定などを掲げました。
財源は国の臨時交付金や財政調整基金の30億円などを活用すると述べました。
「二つの進化」の「進化1」では、国待ちではないコロナ対策をすすめるため府の「新興感染症対策専門家会議」(仮称)を設置し、女性の地位向上に特化した女性副知事の登用と「ジェンダー平等チーム」立ち上げなどを提示。「進化2」では、すそ野の広い「京都式連帯経済」をめざし、仕事おこしと地域づくりを一体にした施策を列挙しました。
「二つのとめる」では、「原発をとめ、米軍基地をなくす」「北陸新幹線延伸計画のストップ、『北山エリア整備基本計画』を白紙に戻す」を掲げました。