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2022年3月10日(木)

ウクライナ避難200万人超

国連弁務官 民間死者474人

 グランディ国連難民高等弁務官(UNHCR)は8日の声明で、ロシアによる侵攻が始まって12日間に、ウクライナから周辺5カ国に200万人超が避難したと明らかにしました。そのうちポーランドへ逃れたのは120万人となっています。


 グランディ氏は、先にウクライナ国境を訪問し、戦闘を逃れて避難してきた人たちを視察した際の様子を紹介。そのほとんどが女性や子どもで、高齢者や障害者もいたと指摘。「戦争が止まらない限り、同じことがさらに多くの人にとって現実となる」と強調しました。

 欧州諸国の対応を称賛。一方、UNHCRも人道支援の調整を支援しているものの「国際社会が避難民への対応や受け入れ国への支援をさらに拡大する必要がある」と訴えました。

 また、国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)は8日の声明で、侵攻開始から前日までに死亡した民間人は474人、負傷者は861人になったと公表しました。実際の死者数はこれよりも多いとしています。

 さらに、同事務所によると、ロシア国内では平和的に行われた反戦抗議行動に参加したとして約1万2700人が国際法で禁止された身体的拘束(恣意=しい=的拘禁)を受けています。


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