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2022年3月8日(火)

再エネ転換へ直ちに

武田議員 脱石炭・脱原発迫る

参院予算委

写真

(写真)質問する武田良介議員=7日、参院予算委

 日本共産党の武田良介議員は7日の参院予算委員会で、「日本経済の健全で持続可能な成長のためにも、再エネ・省エネの抜本的普及が必要だ」と強調し、脱石炭・脱原発にかじを切るよう求めました。(論戦ハイライト)

 武田氏は、岸田文雄首相が昨年末のCOP26(国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議)で民間団体から「化石賞」を受賞したのは「演説で石炭について触れなかったからだ」と指摘。主要7カ国(G7)のうち日本を除く各国が2035年までに電力部門のCO2排出実質ゼロを掲げている一方、日本は2050年に向けて水素やアンモニア、CCUS(二酸化炭素回収・利用・貯留)などを活用するとしていることについて、「石炭火力発電の延命策にほかならない。なぜ日本はこのような延命策をとるのか」と追及しました。

 岸田首相は「アンモニアや水素を活用していく考えに立っている」と答弁。武田氏は「アンモニアを使っていたらCO2削減効果は4%しかないという試算もある。CCUSも実証段階だ。直ちに削減するなら今ある技術で再エネ・省エネに真剣に取り組むことが必要だ」と強調しました。


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