2022年3月3日(木)
ロシアのウクライナ侵略
4県議会が抗議決議
全国各地の県議会で、ロシアのウクライナ侵略に抗議する決議の可決が続いています。
■山梨
山梨県議会は1日、「ロシアによるウクライナ侵攻に対して厳重に抗議し、ロシア軍の即時撤退等を求める決議」を全会一致で可決しました。
決議は「明白な国際法違反であり、国際秩序の根幹を揺るがすもので断じて看過できない」と批判し、ロシア軍の即時撤退を求めることなどを強く要望しています。
■三重
三重県議会は2日、「ロシアによるウクライナ侵攻に厳重に抗議する決議」を全会一致で可決しました。
決議は、力による一方的な現状変更の試みを、国連憲章をはじめとする国際法に明白に違反する行為であり、国際秩序の根幹を揺るがすものだと批判。
県議会が「非核平和県宣言」に関する決議を行っていることを挙げ、ロシア軍を即時に完全かつ無条件で撤退させることや、日本政府に制裁措置の徹底や強化を図ることを求めています。
■愛媛
愛媛県議会は2日の本会議で、ロシアによるウクライナ侵攻に抗議し、攻撃の即時停止、完全撤退を求めるとともに、政府に対し、あらゆる外交手段を駆使して速やかな平和の実現に全力を尽くすよう求める決議を全会一致で可決しました。
同決議はロシアによるウクライナ侵攻について「力による一方的な現状変更を試みる行為は、戦後の国際秩序の根幹を脅かすものであり、断じて容認することはできない」と断罪しています。
また、核兵器の使用を示唆するプーチン大統領の言動についても「唯一の被爆国日本の世界の恒久平和を願う気持ちを踏みにじるもの」と批判しました。
■沖縄
沖縄県議会は2日、ロシアによるウクライナ侵略を非難し、早期停戦・撤退と平和的手段による早期解決を求める決議を、全会一致で可決しました。
沖縄県が住民を巻き込む凄惨(せいさん)な地上戦を経験したことに触れ、戦後77年となる今も県民の心は癒えず、戦没者の遺骨収集や不発弾処理、軍事基地など戦争に起因する問題を抱えていると強調。ロシアの侵略について「許しがたい蛮行で、強い憤りを覚える」とし、「ウクライナの主権及び国民の命が脅かされている事態を憂慮し、強く非難する」としました。
県議会として「東アジアの平和創造拠点づくりに努める」と宣言。ロシアに早期停戦とウクライナからの撤退を求めました。