比例５議席でジェンダー平等加速を

対談　いわぶち予定候補×倉林議員

（写真）語り合う倉林さん（左）といわぶちさん＝２５日、党本部

　比例５議席の絶対確保でジェンダー平等の加速を―。２５日の日本共産党全国女性後援会総会で、いわぶち友参院議員・比例予定候補と倉林明子参院議員・党ジェンダー平等委員会責任者が記念対談し、笑いと共感にあふれたトークとなりました。

　コロナ第６波で「岸田首相はまともな対策がやれているのか」と切り出した倉林さん。いわぶちさんは中小建設業者の政府要請行動で、資材高騰や原油高に苦しみながら事業復活支援金の不十分さを訴える悲鳴を受け止めたと話しました。

（写真）倉林明子さん

（写真）いわぶち友さん

　いわぶち　とにかく事業を続けられる直接支援がほしいと。

　倉林　コロナで営業が成り立たなくなることと、自営業のお母ちゃんたちの自家労賃が認められない所得税法５６条の問題がある。

　いわぶち　５６条の問題で草の根の運動が広がっている。署名を集め声を届けようと頑張る人がいるから質問でき、頑張れる。支援制度に不備があっても交渉を粘り強く続けるなかで前進させてきた。声を上げ続けるのが大事だとみなさんに教えてもらっている。

　倉林さんが▽男女賃金格差▽痴漢ゼロ▽選択的夫婦別姓がテーマの党の新しいプラスターを披露しました。

　倉林　痴漢は性暴力だと、政治の課題として解決する取り組みが広がっている。

　いわぶち　総選挙でジェンダーの問題を訴えると「私も痴漢に遭ったことがある」と打ち明けられた。痴漢ゼロを掲げたから言ってくれた。ジェンダー政策の力は大きいなと感じた。

　倉林　声を上げられずにどれだけ多くの人が被害を我慢し忘れようとしてきたか。顕在化する中で、変わるべきは政治の方だと広がってきた。

　いわぶち　昨年の都議選で私は「痴漢ゼロ」を掲げる米倉春奈さんの応援をしたが、訴えに反応があった。みんなの願いだと感じた。

　いわぶちさんの６年間を振り返り、昨年１２月の参院本会議質問を紹介した倉林さん。

　倉林　福島の思いを握って離さず。このテーマで何回質問？

　いわぶち　７０回以上やってきた。原発事故の質問ができるのは現場のみなさんの声があるから。「もっと厳しく迫った方がいい」など議員団の後押しも。にひ（そうへい）さんも熱く後押ししてくれて。やっぱり比例５人で国会に戻りたい。

　生い立ちや入党の経緯も語られました。

　いわぶち　共産党が周りにどう思われているか何となく分かり、頑張れるだろうかと一度入党を断った。悩みを自分で解決できなくても、世の中を変えたい思いを大事にすればいいと入党した。

　倉林　友さんらしいなあ。

　いわぶち　まじめな感じの（笑い）。共産党員になってよかったと思う。あったかいところですから。