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2022年2月24日(木)

共産党を大きく強くし岸田政権に審判を

大分市 小池書記局長が訴え

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(写真)激励の拍手に手をあげてこたえる(左から)広田、白石、小池、にひ、阿部の各氏=23日、大分市

 日本共産党の小池晃書記局長は23日、大分市での演説会で、予想される公示日まで4カ月に迫る参院選に向け、「比例代表で『日本共産党』と広げていただき、にひそうへいさんをはじめ5人勝利を必ず果たさせてください。参院選での共産党躍進が、岸田自公政権への厳しい審判になります」と力を込めました。演説はオンラインで配信されました。

ロシアの暴挙批判

 小池氏はまず、ロシアによるウクライナ東部の「独立」承認と軍の派兵指示は、「国連憲章にも国際法の基本原則にも反する侵略行為そのものだ」と非難。「この暴挙を許せば世界の平和秩序は根底から崩される。経済制裁など、非軍事の手段で事態の打開を図るべきだ」と述べ、岸田文雄首相はロシアのプーチン大統領に決定の撤回を求めるべきだと強調しました。

 さらに、「ロシア帝国、スターリン、プーチン大統領と続く、ロシアの根深い覇権主義が噴出している」と指摘。「旧ソ連時代、日本共産党は、ソ連共産党の覇権主義的干渉と、党の生死をかけてたたかい打ち破ってきた歴史がある。どんな国であれ覇権主義は許さない。この一点で国際社会が団結することを心から呼びかける」と訴えました。

 小池氏は、岸田首相が歴代政権で初めて敵基地攻撃能力の保有検討を明言し、憲法9条改定の動きを加速させ、自公と補完勢力による翼賛体制づくりが進んでいると指摘。多くの市民から不安が寄せられていると述べ、「共産党の躍進が翼賛体制づくりを許さない最強の力だ」と強調しました。

 小池氏は、日米安保条約や安保法制、自衛隊、天皇の制度、社会主義・共産主義、野党共闘についての共産党の立場をわかりやすくまとめた「はてな」リーフを示し、中身を詳しく紹介。日米安保条約にかかわって、米海兵隊が4~6月に陸上自衛隊日出生台(ひじゅうだい)演習場で2年ぶりの実弾射撃訓練を実施しようとしており、牛の放牧や観光への影響、夜間訓練の可能性に不安が広がっているとし、「『日米同盟』『抑止力』と言えば問答無用がまかり通る政治で良いのか。根底には何でもアメリカ言いなりの安保条約がある。安保条約をやめて米国とは対等平等の友好条約を」と訴えました。

 小池氏は市民と野党の共闘について、「『失敗した』という攻撃がすさまじい規模で行われている。本格的な共闘による政権交代を自民党が恐れているからだ。共闘発展の推進力となる共産党の躍進が何よりも必要だ」と強調しました。

 にひそうへい参院比例予定候補は、「憲法は施行から75年、何度も戦争する国への圧力を跳ね返し、生活と権利、民主主義と平和の礎になってきた。この憲法が生きる日本へ、5議席絶対確保の先頭に立ってがんばる」と決意を示しました。

 小池氏が紹介した「はてな」リーフについて40代の会社員は「大分のようにとりわけ保守の強い地域ではこうした分かりやすいリーフで共産党の魅力を繰り返し繰り返し伝えていくことが大事だと感じた」と話し、清掃アルバイトの30代女性は「全国一律最低賃金制など『やさしく強い経済』の訴えが心に響いた。働く人たちのための政治を強く望みます」と期待を寄せました。


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