2022年2月23日(水)
強制不妊、国に初の賠償命令
画期的な勝利判決だ 国は上告せず賠償責任果たせ
志位委員長が会見
日本共産党の志位和夫委員長は22日、国会内での記者会見で、旧優生保護法下で不妊手術を強いられたのは憲法違反として国に損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決で、大阪高裁が賠償を命じる判決を出したことへの受け止めを問われ、「本当に画期的な勝利判決だ」と述べました。
志位氏は、手術を受けたときから提訴までに損害賠償請求権が消滅する20年の「除斥期間」について、「(これを)理由に賠償を退けるという考え方を否定した」と指摘。「原告の皆さんが願っていた中心点を認めた判決だ」と語りました。
その上で、「国は、この判決を重く受け止めて上告せず、確定にして、しっかりと責任を果たすよう強く求めたい」と述べました。