2022年2月20日(日)
米大統領「ロは侵攻決断」
ウクライナ情勢 「外交解決にも余地」
米ロ外相24日会談
【ワシントン=遠藤誠二】バイデン米大統領は18日、ホワイトハウスで記者会見し、ウクライナ周辺に大規模な軍隊を展開させているロシアのプーチン大統領がウクライナへの侵攻を「決断した」との見方を示しました。一方で、外交による解決の方策も残っていると主張し、24日に米ロ外相会談が欧州で開かれることを明らかにしました。
バイデン大統領は会見で、記者団に問われ、「現段階でプーチン大統領が(侵攻の)決断を下したことを確信している」と明言。同大統領は「ここ数日間、(東ウクライナの)ドンバスで、親ロシア派の戦闘員がウクライナを挑発させようと停戦違反行為を増加させている」「ロシア軍がウクライナを数日のうちに攻撃することを信じる理由がある」と語り、首都キエフを攻撃の対象にしていると指摘しました。
一方でバイデン大統領は、「ロシアは依然として外交を選択することができる。緊張を緩和させ交渉のテーブルに戻るのに遅すぎるということはない」「外交はいつも可能性がある」と述べ、最後まで外交努力で問題解決を模索する考えを表明しました。