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2022年2月11日(金)

憲法に反する現実正せ

衆院憲法審 赤嶺氏が主張

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(写真)発言する赤嶺政賢議員=10日、衆院憲法審

 衆院憲法審査会が10日に今国会で初めて開かれ、自由討議を行いました。

 自民党の新藤義孝議員は、9条への自衛隊明記など「改憲4項目」をあげて、「憲法改正にかかわる議論をいよいよ項目ごとに具体的かつ本格的に深めていきたい」と主張。立憲民主党の奥野総一郎議員は、改正ありきの立場ではないとして「『改憲4項目』の議論には応じられない」と表明しました。

 日本共産党の赤嶺政賢議員は、憲法審査会は動かすべきではないと述べ、「9条を中心とする改憲草案づくりを進める議論は断じて許されない」と強調しました。

 赤嶺氏は、いま必要なのは、憲法に反する現実をただすことであり、コロナ禍で生存権が脅かされている現実こそ議論すべきだと主張。日米地位協定のもとで米軍関係者は自由に入国し、感染対応も米軍任せにするなど、米軍基地が感染対策の大穴になっていると指摘し、「基地と隣り合わせに暮らしている住民は常に感染の危険にさらされている。国内法を米軍にも適用すべきだ」と述べました。

 さらに、「日本国憲法の上に地位協定があり、国会の上に日米合同委員会がある」という翁長雄志前沖縄県知事の言葉を紹介し、日米地位協定の改定を主張しました。


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