2022年2月10日(木)
自民候補 共産党に中傷ツイート
「まず綱領を読んで」党県委の批判文に反響
岩手
自民党の広瀬めぐみ参院岩手選挙区予定候補(弁護士)が日本共産党を誹謗(ひぼう)中傷したツイッターの投稿(4日朝)に対し、共産党県委員会がツイッターで抗議文を発表(7日)したところSNS上で県内外からアクセスがあるなど反響を呼んでいます。
広瀬氏は、ツイッターで「個人の資本を否定する共産党」「自分や他人が稼いだものすべてを党が管理し、分配する共産主義」「本質は個人の自由を認めない共産主義」と発言。共産党員から「まず綱領を読むべきでは」と批判されると、「拝見します」と返事をしたものの、4日夜には全文を削除しました。
抗議文では、綱領は生活手段について「社会発展のあらゆる段階を通じて私的財産が保障される」と明記しており、「個人の資本を否定する」は暴論で、そのような用語もないと指摘しています。
共産党がめざす社会主義・共産主義は、人間の自由と全面的な発展が保障される社会だと強調。戦前の絶対主義的天皇制の下で平和と民主主義を掲げて不屈にたたかい、戦後も同じ党名で活動することができ、今年で創立100周年を迎えると述べています。
斉藤信副委員長は7日、文書にした抗議文を自民党県連の岩崎友一幹事長に手渡しました。岩崎氏は「ツイッターは知らなかった。本人と協議し、県連会長にも伝える」と答えました。