2022年1月9日(日)
市民が決める市政に
沖縄・名護市長選 岸本氏必ず 支援者が宣伝
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沖縄県名護市長選での、同市辺野古の米軍新基地建設阻止を目指す岸本ようへい予定候補(市議)を必ず押し上げるため、支援者らによるハンドマイク宣伝が市内各地の街頭で連日取り組まれています。新型コロナウイルスの感染爆発の中、音の宣伝が重要になっており、官邸・自公政権与党丸抱えの現市政から「名護市の事は市民が決める市政を取り戻しましょう」と呼びかけています。
8日、マイクを握った男性(69)らは、新基地問題への態度を明確にせず争点そらしに躍起になっているばかりか、福祉も後退させてきた現市長を批判。岸本氏支持を訴えると、手を振って応える人や、「応援してます」と声援を送る人が相次ぎました。
家の外に出て訴えに耳を傾けていた男性(80)は、友人に会うたびに「岸本ようへいを推す」と言って支持を呼びかけていると言います。沖縄戦時に父親が沖縄本島南部で亡くなっており、新基地建設に戦没者の遺骨が眠る南部の土砂を使う国の計画は「絶対許せない」と主張。争点そらしで新基地問題から逃げ回る現市長は「無責任」だと憤りました。
宣伝参加者の男性(73)は、今回の市長選は、知事選など重要な選挙が控える今年最初の「政権との対決だ。絶対に勝たせる」と意気込みました。