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2022年1月9日(日)

「大阪いらっしゃいキャンペーン」

感染拡大受け中断

当面継続表明後に一転

 大阪府の吉村洋文知事は7日夕、急きょ新型コロナ対策本部会議を開き、警戒を呼びかける「黄色信号」を8日から点灯させることを決めました。これに伴い「大阪いらっしゃいキャンペーン」の新規予約の受け付けは12日からいったん中断することを決めました。

 吉村知事は7日昼の段階では記者団に、「大阪いらっしゃいキャンペーン」は継続する考えを示していました。

 同日の新規感染者は676人。府内で1日当たりの新規感染者が600人を超えるのは昨年9月18日以来です。吉村知事は昼の会見でオミクロン株について「感染力が強いのは間違いない」として「感染予防対策の徹底」と「(感染者の)早期発見、早期治療」の重要性を強調しました。その一方で、4日から対象を府内だけでなく、隣接する京都府、兵庫県、奈良県、和歌山県の在住者にまで広げた「大阪いらっしゃいキャンペーン」については、当面は中断せず、「黄色信号」が点灯する状況になったら、「いったん中断」し、新規受け付けを中止するとしていました。同キャンペーンは、1人1泊・1回当たり最大5000円宿泊・旅行費を割引、クーポン券を最大3000円分付与するもの。

 キャンペーン続行にはネットでも「コロナを克服と口では言うがやってることは真逆」「事態が悪化して初めて『新規の停止』という生ぬるさ」「吉村知事も『第6波への入り口』と認めているのに、維新の言動不一致ぶりはすさまじいな」「何を考えてんねん」などの投稿が相次いでいました。


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